2021年に在宅勤務用に買ったもの
2020 年に続いて、2021 年は引き続き COVID-19 の影響を大きく受けた1年となりました。
特に首都圏においては、緊急事態宣言が継続して宣言され、(3月下旬~4月上旬の1ヶ月を除く)10月の解除までのほぼすべての期間が緊急事態宣言という、中々予断を許さない期間が続きました。
その影響もあって、昨年に続いて在宅勤務・ハイブリットワークが継続的に行われるという状況が継続しています。
(この影響で公共交通機関の経営はズタボロになっており、先日発表された各社のダイヤ改正は、もはや通勤・出張・観光需要は当面戻らないと諦めたものになっていると感じます)
ということで、年の瀬、今年在宅勤務用に買ったものを振り返ってみようと思います。 昨年のエントリはこちら。 skynote.hatenablog.com
1月
ホットカーペット
我が家、築年数が古いせいか、断熱が全然だめで、冬場は寒くて仕方ないんですよね。
特に末端冷え性なので、足元の寒さがとても辛かったので買いました。
JBL QUANTUM 100 (ヘッドセット)
それまで、在宅時の会議は AirPods か AUKEY EP-B39 を使っていたのですが、
- AirPods は電波頭痛が辛かった
- 体質だと思うのですが、頭の近くで長時間電波の出てる機器使ってると頭痛がするんですよね。なので電話も嫌いです...
- 無線イヤホンは電池切れで使えなくなって焦ることが多かった
- 環境ノイズを減らしたかった(イヤホン付属って無指向性マイクなので)
などの理由で、マイク付きのヘッドセットで安かったやつを買いました。
ゲーミングヘッドセットというだけあって、長時間使っていても個人的には比較的快適ですね。
Logicool M705 (マウス)
お気に入りのマウスです。
(なんでこのタイミングで買ったのか忘れましたが)出社・在宅のハイブリッドをやっていると、マウスを持ち歩くのがめんどくさくなって買ったものと思われます。
もう1つくらい予備に買っておくかなあ・・・
3月
Logicool C920n (Webカメラ)
去年の買ったものに PC-LM1E があったのですが、
- パンフォーカスなので全然ピントが合わない & あんまりきれいじゃない
- ちょっと広角すぎる
などの理由で、無難に Logicool を買い直しました。
ちょうどこの頃、リモートでの面接/カジュアル面談をよく引き受けていたというのもありますね。
画質はだいぶ良くなりました。フォーカスが合うようになったのが大きいです。
色は若干赤みが強いですが、顔を写すなら青いよりはマシですかね(w
DELL S2721Q
多分今年買った中で一番良かったやつ。DELL の 4k IPS ディスプレイです。
会社支給されている MacBook Pro (13, 2017, TB3 x2) でトリプルディスプレイにしていたのですが、
- GPU が非力なのか、とにかく動作が緩慢
- 特に Microsoft Teams のビデオ通話中は文字すら打てないくらいに遅い
- これは主に Teams がク○なせいですが
- 画面1枚にするとマシになることがわかった
ということがあり、4k 1枚にすればマシになるので?と思って買ってみました。
クーポン利用で32k弱でした。今見たら少し値上がってますが、34k 程度なのでおすすめです。
動機はそんな感じでしたが、4k はとにかく広くて快適です。
普段はウィンドウを4枚、きれいに1/4ずつ並べて使ってますが、冷静に考えるとFHD 3枚じゃこれできないんですよね。
モニタ枚数減ったのに表示内容増えてて、素晴らしいの一言です。
映像もきれいで、さすが IPS といったところ。色味も以前の Benq よりマシと言うか、普通にこっちのほうがきれいですね。
ただ、24インチ -> 27インチにサイズアップしたため、ディスプレイの配置は苦労しました。結構差がありますね。
自分はMacの本体ディスプレイを使わない気で買っているので良いですが、デュアルにしようとすると、今の机では Mac の置き場がありません。
納期がほどほどに掛かる想定だったのですが、2週間くらいで届いた記憶です。
ThinkPad トラックポイント・キーボード
おなじみ Lenovo の半額クーポンで2枚買いました。
使っていたものがだいぶヘタってきた(このキーボード、仕事で使ってると1年位でヘタるのが難点...)ので買い増し。
1枚は予備です。
5月
デスクマット
HHKB Professional 2 の打鍵音対策として買ってみました。ないよりはまし。
final E3000 (イヤホン)
これはあんまり在宅関係ないのですが、たまに出社したときには引き続き EP-B39 を使っていたので、その置き換え用です。音楽用兼ですが。
余談ですが、この当時はまだ動いていたのですが、その後断線して EP-B39は使えなくなりました。バッテリ入ってるけどどうやって捨てたらいいのこれ。
Skyloong SK61
メカニカルキーボードを使ってみたくなったので購入しました。
US配列 & 見た目がレトロな感じで可愛かったのでこれに。
外箱はこんな感じ。ロゴが激しいですね。
jp.banggood.com 何気に初の Banggood 利用でした。
感想ですが、
- メカニカルなのでやっぱりうるさいです
- 赤軸なので、指を置いてる程度でも反応するのでちょっと注意が必要です
- 代わりに、優しい打鍵でも全然反応してくれますが、自分は打鍵強いタイプなのであんまりメリットにはなってない...
- 打鍵感は HHKB Professional 2 のほうが好きです
というありきたりな感想。
10月
半年くらい飛んでますが、多分あってます。だいぶ環境が出来上がったとも言うべきか。
Anker PowerPort III (USB充電器)
で、久しぶりに買ったのは充電器。RAVPower の GaN採用 61W USB-C充電器を持ち運びしていたのですが、1年半ほどで壊れました。その置き換えです。
11月
LENTION CB-D53s
ドッキングステーションというかマルチポートUSBハブと言うか。何が正確かは分からないのですが買ってみました。
買った理由は、USB-C 1本で
が揃っているから、です。
というのも、それまで使っていた LENTION CB-C35-1M の HDMI ポートは 4k@60Hz 非対応だったので、やむを得ず Anker の USB-C -> HDMI アダプタ を掘り返してきて使っていました。
その結果2本のUSB-Cケーブルを刺さないといけなくなっていたので、少し不便だなと思いつつ、まあ2本刺すくらい・・・とおもっていたのですが、
ここ半年くらい、支給されている MBP の USB-C ポートの片方がだんだん不調になってきて、そちら側に指すと映像出力がブツブツ途切れれて使い物にならなくなってきました。
ということもあり、1ポート死んだときの保険と思って 4k@60Hz 対応というこちらを買ってみました。
ただ、これは非常に微妙な代物で、
- USB-C の DP Alt モードは、USB-C の 4レーン (低速x2/高速x2) を使って動作する
- USB 3.x と同時に DP Alt を使う場合、DisplayPort 1.2 だと 4k@30Hz までしか利用できなかった
- DisplayPort 1.4 だとそこがパワーアップしており、本製品の 4k@60Hz は DisplayPort 1.4 によって実現していた
- しかし、MacBook Pro (13, 2017) は DisplayPort 1.2 までしか対応してなかった
という事情から、結果としてはこのMacでは 4k@60Hz では使えないということでした。
結局、以前同様の運用で、単にハブを置き換えただけになりましたw
(それとは別に、この Mac も寿命が近づいてきて、毎日のようにハードウェア起因のクラッシュをするようになってしまった...... というのは別の話。)
ちなみに、1台目初期不良でディスプレイ出力が動きませんでした。
サポートに問い合わせたら2台目を迅速に送ってくれたのでその点は良かったのですが、そのへんの品質はやっぱり中華系だなあという感じ。
AUKEY とか RAVPower とかもそんな感じで、初期不良とか故障は割とあるんですけど、すぐに代替品送るよって感じの対応です。トータルの体験が良ければよいでしょ、っていう今どきの感じですね~。
こうしてまとめてみると、去年と同じようなジャンルのものを買っているような気もします。 というか去年より下手したら色々買ってますね。
理由を考えてみたところ、
- 緊急事態宣言が長引いたことで、在宅環境を良くしたいという機運が高まった
- 一方でハイブリッドワーク(緊急事態宣言中は7割在宅勤務という国/都の要請があったので、期間中は7割在宅勤務になっていました)が日常化し、自宅と会社の(どちらかではなく)両環境ともに整備したいという機運が高まった
- つまり、在宅でも出社でも快適に働けるようにしたくなった
といったところかな、と思います。
よく感じますが、自分は一定収入があるのでこれくらい環境に投資できたのですが、新卒とか収入が少ない時期に快適な作業環境を整えろ、というのは酷な話だよなあ、と感じます。
快適な在宅勤務環境、というのはよくSNSなどで話題になりますが、個人的には都心(23区内)在住のうちに "快適な" 在宅勤務環境の構築なんてものはできないと思っています。
特に物理的な場所を取るもの、つまり机と椅子は、デスクワーカーにとって重要な道具であるにも関わらず、都心の狭い賃貸でそれらを適切に配置させるのは割と無理があるのです。
それだけオフィスというのは、均一化されて平均的ではあるものの、よくできた仕組みなんだなと改めて感じることができた1年でした。
もちろん、通勤等他の要因を複合的に捉えることで見方は変わってくると思いますので、作業環境だけにフォーカスするのは適切ではないと思いますし、
例えば独身/世帯持ち/子供持ち、といった要因だけで全然観点は変わってくるので、自身の視野だけでリモートがいい/出社がいい、みたいな意見/判断をすべきではないな、と、最近良く感じます。(主に会社に対する働き方の観点で)
そういう意味でも、社会の分断が進みそうな感じが個人的に一段と進んだ1年でもありました。
経済的格差も広がり、これが分断へと進むか、はたまた多様性として受け入れられていくのか。
都心と地方の感覚・文化・意識の違いも一層強くなり、本当に単一の国として維持していくことが可能なのか。
いろいろな事を考えながら、ここ最近は生きています。
オミクロン株の登場など、まだまだ COVID-19 騒動の沈静化には時間がかかりそうですが、ワクチン接種も進んできたこともあり、来年こそは国民感情が少しずつ経済活動の再開に向かってくれることを願っています。
今年も帰省を控えましたので、都心の隅っこで、静かに2021年の幕を下ろそうと思います。
ではでは、みなさま良いお年を。