みんな"スマートフォン"ではなく、"スマフォアプリ"に魅力を感じている

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 最近、教室で流行しているモバイルゲーム、パズドラ(パズル&ドラゴンズ)。

これは、GungHo Online Entertainmentという会社の運営するモバイルゲームです。

(記事を書くついでに調べてみたところ、この会社はSoftBankグループ…厳密にはSoftBankの持分法適用会社…の会社なんですね。最近よく思うのが、利用しているサービスが実はSoftBankグループだった、ということが結構あるように思います。CarviewやITmedia、Yahoo! Japan、Vector…)

 

 私自身、パズドラをやっているわけではないので、このゲームの魅力はよくわからないのですが、どうやらパズルとカードバトルを合わせたようなゲームのようです。

このアプリは、iOS4.1/Android 2.3以降のOSで動作するアプリケーションです。

最近流行の、スマフォゲームですね。

これが流行し始めて以来、GREEmobageといったソーシャルゲームはめっきり見なくなりました。

 


 

 一方で、もはやメールを置き換えてしまったと言っても過言ではないアプリ、LINE。

最近は、メールする、ではなくLINEする、になってしまった感じがあります。

 

 LINEは個人情報ダダ漏れ事件で言わずと知れた、チャットアプリです。

メールより遥かに手軽に会話を展開できるチャットの便利さと、Skypeの様なアカウントの概念を隠し、携帯電話の便利さを融合したことで、その使い勝手も相まって一躍人気となりました。

このあとに続け、とmobageのcommやらYahoo!のカカオトーク連携など、盛んな個人情報の奪い合い開発競争が進んでいます。

 

 LINEの開発元はNHN Japanで、韓国NHN Corporationの日本法人です。

NHNは一昔はやったオンラインゲームのハンゲームの運営母体でもありますね。

LINEのアプリは国産だよ!(ドヤァ みたいなことを言ってた気がしますが、Win版アプリではあっさり韓国産と見ぬかれてしまいましたね。

(Source: LINE が本当に国産アプリか調べてみた結果…大嘘でした! - 黒翼猫のコンピュータ日記 2nd Edition

まぁ、docomoケータイ向けのiアプリに関しては、個人的には国内で作られている気がします。日本でしか使われてないプラットフォームですしね。

 


 

 最近、"パズドラがしたいからスマフォにする!"という声を聞きました。

 私は個人的に、自分のクラスの人の携帯電話の機種とキャリアはほぼすべて記憶しているので(白目 、ちょっと上に書き出してみたところ、すでにスマートフォン率は75%にも達していました(iPhoneとケータイがそれぞれ約25%、Android Phoneが約50%)。

かといって、見ていてもスマフォにしてから大きく使い方が変わったわけでもなく、基本的な用途はコミュニケーションとゲームです。

ただ、スマートフォンにしてから、メールはLINEに、GREEmobageのようなソーシャルゲームはパズドラなどの別のゲームへ移っているように見えます。

また、新たにTwitterFacebookを始めたという声もよく聞きます。

私のように、MacとiPhoneAndroid Phoneで連絡先、カレンダー、メール、RSSGoogleでExchange Syncすればリアルタイム同期されるし、データはDropboxに置いて、メモはEvernoteなのでどこでも同じ情報が見れて、パソコンとの親和性高くて超便利〜、みたいな声はあまり聞きません。

 

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 私がiPhone 3GSを購入した2010年5月、iPhoneを使っていると「えーiPhoneスマートフォンって使いにくそうだしバッテリ減るの早いって聞くし、GREEとかできないし、みれないサイトあるんでしょ?」みたいなことをよく言われました。

それがこの2年間で、あっという間に「えーまだガラケー使ってるのー?」みたいな人が急増しました。

 


 

 これらをまとめると、結局ユーザは、スマートフォン - パソコンに電話機能の付いた端末 - そのものが欲しかったのではなく、その上で動くサービス - LINEやパズドラ、ケータイより手軽に扱えるFacebookTwitterのクライアント - が欲しかったのではないでしょうか。

そのアプリが動くのは、AndroidやiOSの持つAPIのおかげであり、(それなりに)自由なアプリ開発を許すプラットフォームだったから、なのです。

 

 スマートフォンブームは止められないでしょう。

そして、次々とモバイルインターネットのトラフィックを生み出します。

優れたアイデアが過去の栄光を打ち砕き、あっという間に主流を塗り替えます。

私も、開発者の卵としてこのブームに乗れるようなアプリを何か作りたいな、と常々アイデアを模索しているところです。

 

…さて、明日に迫った後期中間試験の勉強をしましょうか・・・。