人生初コンサートとして「ClariS HALL CONCERT 2022 ~ Let's Snow Parade ! ~」に行ってきた話

何てことないただの日記です。
人生初のライブ(コンサート)に行ってました。

急にどうした

きっかけは、直前に発売されたミニアルバム「WINTER TRACKS -冬のうた-」でした。

# このパッケージエモかわいいですよね

発売日に届いたそのパッケージの中に同封されていた1枚の紙、そこに「ClariS HALL CONCERT 2022 ~ Let's Snow Parade ! ~」の案内があったのです。
届いたのは12/6、コンサートはその10日後。
人生でライブやコンサートに行ったことはなく、こういうのって速攻で売り切れて直前では手に入らないものだと思っていました。
ただ、案内があるということはもしかして?と思い見てみると、まだ空席が。しかも、仕事のない土曜日の枠に。
数日悩んだのですが、気がついたらポチッとしていました。

ちょっと脱線し、だいぶ個人的な話ですが、実は今年1年は、人生が大きく変わった年でもありました。
特に初秋以降、ある意味で自由な時間が増えたこともあって、その中での自分の目標は「やったことないことをやってみる」でした。

またまた脱線しますが、この夏最大のヒット作と言われたリコリス・リコイルの13話で、たきなが千束に「諦めてたことからはじめてみたらどうですか?」っていうシーンがありますよね。 まさにそんな感じです。
あのセリフの影響を受けたわけではない(むしろ見る前にここに行き着いていたので、不思議とオーバーラップしてしまい印象に残ってます)のですが。

リコリコもまた変な繋がりですが、ALIVE を聞いてかっこいい曲だな、やっぱり作品の世界観がそういう感じなんだろうか、というところから興味を持ち、作業用BGMとして見てみるかと思ったらドハマリしてしまった作品です。
Twitter で盛り上がっていたので存在は認識していて、聞きかじる概要から、オタクの好きな要素全部詰め込んだ感じなんだなと一歩引いて観測していたのですが、
見てみたら「ああ、好きだわこれ」って感じで一気に堕ちました。そこからはラジオにスピンオフに、とずるずると魅力に吸い込まれ・・・そっちに波及してしまうと収集つかないのでこれくらいで。


で、改めて。

そもそも、私自身はそこまで音楽を聞く方ではなく、テレビアニメやゲームなどのいわゆる「アニソン」と呼ばれるジャンルを多少(作品と絡めて)聞く程度です。

ClariS というアーティストとの初めての出会いは、あの有名な「コネクト」(魔法少女まどか☆マギカ の OP)です。
ClariS としては 2nd シングルで、当時はまだ中学生ユニットだったことを覚えています。
その当時の私は高2で、その年の近さと圧倒的な歌唱力に心を奪われ、すぐに 1st シングルである「irony」も買い、ひたすら聞いていたのが懐かしいです。
(irony が起用されたアニメ「俺の妹がこんなに可愛いわけがない」はライトノベルで少し読んだり、アニメも1話だけ見た記憶がありますが、なんか続かなかったんですよね)
そういえば、この時代は レトロフューチャーユニット、なんて呼ばれていたこともありましたよね。

それ以来、熱心に追いかけていたわけではないですが、新しいアルバムが出たら TSUTAYA で借りてきて聞くということが多かったように思います。
(当時はまだ学生でお金もなかった & サブスクなんて流行ってなかったので。レンタル屋さんって概念が懐かしいですね・・・)
社会人になってからは経済的にも安定してきたこともあり、最近では円盤を買ったりもしていました。

そんな感じでゆるく追いかけていたのは、やっぱりその歌唱力にあります。
女の子の可愛い感じも出しながら、どこか儚く、切なく、なんかちょっと幸が薄いような雰囲気もあり、一方で疾走感のある、かっこよく歌いこなすこともある。
そういう、色がない...... いやむしろ何色にさえなるその不思議さが、とても魅力的でした。
そんなこんなで、一部のシングルのB面以外は、ほぼ一通り iPhone に入ってるような、そんな感じです。
あまり音楽に関心がない身としては、およそ唯一、曲を揃えて続けているアーティストです。


ですが、ただそれだけでした。
顔出しをしたことも知っていましたし、FCがあることや、ライブ/コンサートをやってるのも知っていました。
けれども、自分の中でどこか、CDを買う以上に深入りする必要はない、と線を引いていたように思います。

それは、私の中の気持ちや考えに、

  • 純粋に陽の場が苦手ということ(ライブやコンサートって人が多いしうるさいしピカピカしてるし)
  • 普通の人が多い中で、どう振る舞ったらいいのかわからないこと(どこにどう並んだらいいとか、みんなが自然にやれることが中々出来ないか、すごく疲れる)
  • 時間的制約の高いイベントが苦手ということ(同じように映画とかも苦手ですし、飛行機の手荷物検査なども苦手です)
  • 自分の中では超えてはいけない一線ということ(必要以上になにかにハマりのめり込むことは、客観性/正常性を失うのではないか)

と言った理由もあったと思います。

ただそれでも興味を引いたのは、やっぱりその圧倒的な歌声を生で聞いてみたい、という好奇心が勝ったこと。 そして、この機会を逃すとおそらくライブには行くことはないし、こんな絶妙にタイミングが合うことも滅多にないはずなので、多分一生後悔するだろう、と思ったのが理由だと思います。

感想戦

一番の感想は「あっ、この人達も普通の女の子だったんだ」って感じでした。

コンサートはもちろん、とても素敵でした。
特に印象的だったのは、クララとカレンのダンスの違いですね。
クララの方は無駄の少ない動きで、少し大人っぽい感じだったのに対して、カレンの方は元気さ、可愛さ満載というか、アイドルのような感じでした。
歌のほうは流石にダンスと一緒だと少し辛そうに感じるときもありましたが、それでもその歌声には何度も感動で鳥肌が立ちました。
# ただ音響の問題もあったかも。もしくは自分の耳がやられていたか。大きな音苦手なので......

けれども、それ以上に MC の二人の掛け合いというか、そういったちょっとした会話、仕草が、一番印象に残りました。

...... "リアルで会う" ことの力って、すごいんですね。

ペンライトを振ってるのも、観客が好き好んでやっているんだ思っていましたが(ヲタ芸とか言いますしね)、 二人が率先して誘導したりしていて、ああ、ほんとに楽しくて、一緒に楽しんでほしいと思っていて、会うことが出来て嬉しいんだ、
そういう素直な感情さえ改めて感じ、そんなことに感動し、エモさを感じていました。
ペンライトは持ってなかったんですけどね(どこで買うのか知らなかったという)。
その一体感から、よくある掛け声さえ聞こえてくる感じもしました(発声できないので幻聴ですが)。

他にも、このコンサートの衣装をデザインしたり振付を作ったり、といったことを自分たちでやっていると知った時、え、そんなことまでやってたの!?と驚いたとともに、 それだけこのイベントを楽しみにしていて、いかに楽しんでもらうかを考えている、といった手作りの想いに触れることが出来たのも、胸が締め付けられるような感覚でした。

何が言いたいかって、とても楽しくて、幸せで、エモかったです。


春の Parfaitone (これ "ぱるふぇとーん" って呼ぶんですね、リコラジ で知りました)に始まり、夏の ALIVE、秋の Masquerade、そして冬の WINTER TRACKS。 これらのアルバムや曲は、いつも私に感動を届けてくれましたし、この1年間ずっとそばにいた(聞き続けていた)曲たちでした。
その年の締めくくりに、こんな素敵なコンサートを届けてくれた ClariS とそのサポートスタッフのみなさん、ありがとうございました。
素敵なクリスマスプレゼントになりました。

なんかまだ書きたいことある気がしますが、感情が言葉にならないし、夜も遅いので、このあたりで。

おまけ:で、なんでこんなポエムを書いたの?

コンサートの余韻に浸っていたその夜、この記事を読んだからです。 mistclast.hatenablog.com

この方のブログ、2019年頃から読んでいて、おそらく初めてお目にかかったのは、いつも通りネットの海を彷徨っていたときに見つけたこちらの記事。

私はどうにも文章力というか語彙力がなくて、なんかモヤモヤと感じてたことをスッキリとまとめていただいていて、 ああ、なるほど、と納得感があり、そのまま時々気になっては見に行っていたのでした。

そしたら、これですよ。
まさかの(日こそ違うものの)同じように初コンサートで同じイベントという偶然を見かけてしまったので、自分も思い出に書いておこうと思って書いた次第でした。

ではでは。みなさん、メリークラリスマス!