Welcome, "MacBook Air".
今年4月に延命治療を行ったMacBook Late2008。
スペック的には多少苦しいと思いつつも、まだ戦えそうな感じでした。
(と言いつつ、割とCPU負荷が高く苦しんでいましたが)
しかし、今年7月末、
あっまくぶくに水かやしたww
— びすたーん。 (@vista_mac) 2013, 7月 29
このような事件により、水のかかったキーボードは何も問題ないのですが、何故か液晶の輝度調節が効かなくなりました。
しばらく使っていましたが、次第に画面のバックライト自体つかない症状が出てくるように。
しばらく経った9月、今度はEnterキーが陥没。
陥没を直しても今度はうまく押せないことが増え、仕方なくKeyRemap4MacBookで右ShiftキーをEnterキーに。
右ShiftキーはEnterキーになりました。
— びすたーん。 (@vista_mac) 2013, 9月 10
さらにバッテリもろくに使えなくなり、スリープにして移動して、復帰させようとしたらバッテリ切れで復帰に失敗、ということも起きるように。
様々な点における寿命で、いよいよモバイルマシンとして致命的な所まで来てしまいました。
というか、モバイルでなくても画面が映らない時点で割と致命的でしたが......。
それでもやりくりして半年ほど使っていたわけですが、親の勧めと援助もあり、買い替えを決断。
(資金援助と背中を押してくれて、ありがとうございます。)
(MacBookとの箱比較。同じ13インチなので同じような大きさでした。)
今回の候補はMacBook Pro Retina DisplayモデルかMacBook Airです。
(そもそもMac以外は眼中になかったです)
候補としては13インチのみ。
MBPrはLate 2013で価格が下がったことで、いやというほど迷うことになりました。
Retina DisplayのIPSパネルの広い視野角、高い解像度はとても魅力でした。
後輩に見せてもらったRetina Displayはとても美しかったです。
しかし、その美しさのあまり、他のマシンを使うのが辛そうだったこと、そして見ているうちに13で妥協しては駄目だ、15インチモデルがほしいと思ってしまいました。
よって、今回はRetina Displayは諦めることに。
とすると、バッテリ駆動時間で魅力を感じていたAirが(必然的に)候補になりました。
Airだと標準でメモリ4GBのモデルしか存在しませんが、最低でも8GBは必要なのでカスタマイズすることに。
結果、
CPU | Intel Core i5 1.3GHz |
RAM | DDR3-1600 8GB |
SSD | 256GB Flash Storage |
Keyboard | US Keyboard |
というカスタマイズに。
MacBook Late2008と比べると、
CPU | Intel Core 2 Duo 2.0GHz | Intel Core i5 1.3GHz |
RAM | DDR3-1066 4GBx2 | DDR3-1600 8GB |
SSD | Samsung SSD 840 120GB | APPLE SSD SD0256F(SanDisk) |
GPU | nVidia GeForce 9400M | Intel HD Graphics 5000 |
DVD | DVD SuperDrive | なし |
Display | 13" 1280x800 TN Panel(Innolux) | 13" 1440x900 TN Panel(LG) |
という進化です。
(5年前、MacBook Airから始まったUnibody designは健在です。)
5年前、"There's something in the air."というキャッチフレーズの元登場したMacBook Airといえば、20万円を越すプレミアムラップトップでした。
故Jobs氏が封筒からMacBook Airを取り出すシーンは、暫くの間話題となりました。
そんなMacBook Airは、継ぎ目のないUnibodyデザイン、Multi-touch trackpad、凝った機構のUSBポートカバーなど、デザイン面ではどのパソコンよりも優れていました。
しかし、それと引き換えに低いスペック(なんと標準は1.8inch 4,200rpmのIDE HDD)、1基しかないUSBポート、(当時としては多い方ではあったものの)2GB固定のメモリなど、当時としては不便の多いものでした。
また、片肺問題などもあり、Appleの初期物らしい製品でもありました。
そんなMacBook Airも、今ではMacのエントリー商品に変貌していました。
デザイン面で凝った部分は減ったものの、モバイルマシンとして大きな地位を獲得したと思います。
(現に、MacBook AirにWindowsを入れて使っていることの多いこと。)
(MacBook(Late 2008)と並んでみると、薄さが目立ちます。)
回想はさておき、Haswellこと第4世代のCore iプロセッサを手に入れたMacBook Airは、Mavericksの力もあり非常に長いバッテリライフを誇るらしいです。
実際に使ってみましたが、大きな負荷を与えなければ6〜7時間経ってもまだ40%ほどバッテリが残っていました。
CPU性能も、クロック数こそ落ちたものの、Menro時代のCore 2 Duoと比べれば十分に高いと思います。
何よりPCI Express x2接続のSSDによって、(少し遅いSanDiskのSSDとは言え)アプリケーションの起動やドキュメントを開くのにストレスを感じません。
ほんと、今までのMacBookは一体何だったのだろうと思いました。
解像度も一回り高くなり、キーボードバックライトも搭載され、快適なことこの上なしです。
今のところ、素晴らしいモバイルマシンだと思います。
ただ、唯一不満があるとすればLG製の液晶パネルですね。
どうも色がおかしく、Calibration Profileを入れてみたものの妙な違和感が残ります。
もしかすると、iPhoneのIPSパネルを見すぎているのかもしれません。
まだ環境構築も半ばで、レポートを書くためのTeXとVimの環境を急ごしらえで作っただけなので、少しずつ環境を作っていかないとな、と思っていたらもう冬休みです。
2009年4月からこき使ってきたMacBookも少し休ませていけないな、と思いつつ、地道に移行作業を続けていこうと思います。
パソコンに愛情を注いであげると、そのマシンはいい仕事をしてくれるという噂があります(適当です)。
MacBook(Late 2008)さん、もうしばらくは頑張ってね。お疲れ様。
MacBook Air(Mid 2013)さん、これからの過酷な日々を一緒に戦いましょう、よろしく。