Welcome, "MacBook Air".

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今年4月に延命治療を行ったMacBook Late2008。
スペック的には多少苦しいと思いつつも、まだ戦えそうな感じでした。
(と言いつつ、割とCPU負荷が高く苦しんでいましたが)
しかし、今年7月末、


このような事件により、水のかかったキーボードは何も問題ないのですが、何故か液晶の輝度調節が効かなくなりました。
しばらく使っていましたが、次第に画面のバックライト自体つかない症状が出てくるように。

しばらく経った9月、今度はEnterキーが陥没。
陥没を直しても今度はうまく押せないことが増え、仕方なくKeyRemap4MacBookで右ShiftキーをEnterキーに。


さらにバッテリもろくに使えなくなり、スリープにして移動して、復帰させようとしたらバッテリ切れで復帰に失敗、ということも起きるように。
様々な点における寿命で、いよいよモバイルマシンとして致命的な所まで来てしまいました。
というか、モバイルでなくても画面が映らない時点で割と致命的でしたが......。

それでもやりくりして半年ほど使っていたわけですが、親の勧めと援助もあり、買い替えを決断。
(資金援助と背中を押してくれて、ありがとうございます。)


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(MacBookとの箱比較。同じ13インチなので同じような大きさでした。)

今回の候補はMacBook Pro Retina DisplayモデルかMacBook Airです。
(そもそもMac以外は眼中になかったです)
候補としては13インチのみ。
MBPrはLate 2013で価格が下がったことで、いやというほど迷うことになりました。
Retina DisplayのIPSパネルの広い視野角、高い解像度はとても魅力でした。
後輩に見せてもらったRetina Displayはとても美しかったです。
しかし、その美しさのあまり、他のマシンを使うのが辛そうだったこと、そして見ているうちに13で妥協しては駄目だ、15インチモデルがほしいと思ってしまいました。
よって、今回はRetina Displayは諦めることに。
とすると、バッテリ駆動時間で魅力を感じていたAirが(必然的に)候補になりました。
Airだと標準でメモリ4GBのモデルしか存在しませんが、最低でも8GBは必要なのでカスタマイズすることに。
結果、

CPU Intel Core i5 1.3GHz
RAM DDR3-1600 8GB
SSD 256GB Flash Storage
Keyboard US Keyboard

というカスタマイズに。

MacBook Late2008と比べると、

CPU Intel Core 2 Duo 2.0GHz Intel Core i5 1.3GHz
RAM DDR3-1066 4GBx2 DDR3-1600 8GB
SSD Samsung SSD 840 120GB APPLE SSD SD0256F(SanDisk)
GPU nVidia GeForce 9400M Intel HD Graphics 5000
DVD DVD SuperDrive なし
Display 13" 1280x800 TN Panel(Innolux) 13" 1440x900 TN Panel(LG)

という進化です。


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(5年前、MacBook Airから始まったUnibody designは健在です。)

5年前、"There's something in the air."というキャッチフレーズの元登場したMacBook Airといえば、20万円を越すプレミアムラップトップでした。
故Jobs氏が封筒からMacBook Airを取り出すシーンは、暫くの間話題となりました。
そんなMacBook Airは、継ぎ目のないUnibodyデザイン、Multi-touch trackpad、凝った機構のUSBポートカバーなど、デザイン面ではどのパソコンよりも優れていました。
しかし、それと引き換えに低いスペック(なんと標準は1.8inch 4,200rpmのIDE HDD)、1基しかないUSBポート、(当時としては多い方ではあったものの)2GB固定のメモリなど、当時としては不便の多いものでした。
また、片肺問題などもあり、Appleの初期物らしい製品でもありました。

そんなMacBook Airも、今ではMacのエントリー商品に変貌していました。
デザイン面で凝った部分は減ったものの、モバイルマシンとして大きな地位を獲得したと思います。
(現に、MacBook AirにWindowsを入れて使っていることの多いこと。)

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(MacBook(Late 2008)と並んでみると、薄さが目立ちます。)

回想はさておき、Haswellこと第4世代のCore iプロセッサを手に入れたMacBook Airは、Mavericksの力もあり非常に長いバッテリライフを誇るらしいです。
実際に使ってみましたが、大きな負荷を与えなければ6〜7時間経ってもまだ40%ほどバッテリが残っていました。
CPU性能も、クロック数こそ落ちたものの、Menro時代のCore 2 Duoと比べれば十分に高いと思います。
何よりPCI Express x2接続のSSDによって、(少し遅いSanDiskのSSDとは言え)アプリケーションの起動やドキュメントを開くのにストレスを感じません。
ほんと、今までのMacBookは一体何だったのだろうと思いました。
解像度も一回り高くなり、キーボードバックライトも搭載され、快適なことこの上なしです。

今のところ、素晴らしいモバイルマシンだと思います。
ただ、唯一不満があるとすればLG製の液晶パネルですね。
どうも色がおかしく、Calibration Profileを入れてみたものの妙な違和感が残ります。
もしかすると、iPhoneIPSパネルを見すぎているのかもしれません。


まだ環境構築も半ばで、レポートを書くためのTeXVimの環境を急ごしらえで作っただけなので、少しずつ環境を作っていかないとな、と思っていたらもう冬休みです。
2009年4月からこき使ってきたMacBookも少し休ませていけないな、と思いつつ、地道に移行作業を続けていこうと思います。

パソコンに愛情を注いであげると、そのマシンはいい仕事をしてくれるという噂があります(適当です)。
MacBook(Late 2008)さん、もうしばらくは頑張ってね。お疲れ様。
MacBook Air(Mid 2013)さん、これからの過酷な日々を一緒に戦いましょう、よろしく。