日産リーフは長距離ドライブに耐えられるのか?(1,700km の旅・後編)

やる気が起きずに約4ヶ月寝かしました。ごめんなさい。

前回の記事の続きです。

復路の充電計画

復路は往路の結果を元に、適当に走ろうと思ってました。
往路の電費は大体 6.5 [km/kWh] だったので、同じで計算すると、以下のような計画になりました。

雑なこの計画でスタートしました。

出発 〜 豊浜SA

出発後、いきなり渋滞に巻き込まれます。
松山外環状道路だったと思うのですが、ここで10〜20分くらいロスした気がします。

渋滞には強いEVですが、そうは言っても電費的にはいきなりハンデを負ってしまいました。

100 [km] 強走って 53 [%] 残して到着。表示上の電費は 6.7 [km/kWh] でした。
22分充電して 85 [%] まで回復です。

豊浜SA 〜 吉備SA

瀬戸大橋を含む区間で、そこそこ風もありましたが快調に走っていました。
88 [km] ほどしか走っておらず、もう少し行けそうではありましたが、予定通り立ち寄ることに。

充電器1台に対して、前方に1台充電中 + 1台待機中という状態で、長時間の休憩となりました。
ちなみに、3台ともリーフ(ZE1)という光景で、ちょっと面白かったです。

充電待機中、ひとつ前のオーナーさんとリーフについて少し雑談をしました。
NISMO モデルのオーナーさんで、和歌山から四国に来られていた様でした。
あまりバッテリー温度とかは気にしてないとおっしゃってた記憶です。

30分フルに充電し、43 [%] → 84 [%] まで回復して次のチェックポイントへ。

吉備SA 〜 権現湖PA

吉備SAから 100 [km] 少々、権現湖PA で充電です。
28分充電して、40 [%] → 83 [%] まで回復。

この辺りまでは順調に充電していたので油断していましたが、充電を打ち切る頃には電池温度が10セグに到達し、赤くなっていました。

権現湖PA 〜 宝塚北SA

新名神経由の方が空いてそうだったので、ここで進路を変えて、新名神へ進むことにしました。

前回の充電から30分、45 [km] くらいですが、休憩と情報収集を兼ねて充電開始。
60 [%] → 86 [%] へと回復して、再びスタートです。

宝塚北SA 〜 土山SA

新名神を抜けた後、京滋バイパスを経由して土山SAへ。1時間半ほど走り続けました。
110 [km] 弱なので、距離は思ったほど走ってないのですが、やはり京都を通るので、多少の渋滞とアップダウンの多さで、速度はあまり出てなかったようですね。

30分フルに充電し、41 [%] → 78[%] まで回復。少しペースは落ちてきていますが、まだ何とかやっていける範囲です。

土山SA → 岡崎SA

1時間10分ほどで、次の岡崎に着きました。
行きと違って、新名神亀山西〜新四日市経由で走りました。
下り坂が多くて電費に貢献・・・と思ったのですが、思ったほどは効果なし。

ここでも30分フルに充電し、39 [%] → 75[%] まで回復。
そういえば岡崎だけ充電器のメーカーが違うんですよね。何故なのか・・・

岡崎SA 〜 静岡SA

1時間15分ほどで次のスポット、静岡です。
この区間は意外とアップダウンが激しいのか、到着時 18 [%] までバッテリーが減ってました。
電池温度も、宝塚北SA を出てから 9セグまで下がっていたのですが、ここにきてまた10セグまで上昇。

夜ご飯休憩をここで取りました。この時点で既に 21時を回っているという悲惨な現実。
ここでは1回のおかわりをして、42分充電。
18 [%] → 65 [%] までしか回復できずに、次のチェックポイントへ進みます。

静岡SA 〜 駿河湾沼津SA

40分ほどしか走っていませんが、充電量が心許なくなっていたので駿河湾沼津SAに流れ込みました。

20分充電して 36 [%] → 54[%]。
電池温度も下がっておらず、充電速度もピーク時の半分近くまで落ち込んでいます・・・。
不安を感じつつも、夜の道を急ぎます。

駿河湾沼津SA 〜 海老名SA

長い静岡を駆け抜けて、日付が変わる目前に神奈川県まで戻ってきました。
海老名SAに入った時点で残り 19 [%]。
ぎりぎりいける?いけない?というレベルで、恐怖心が勝ち充電していくことに。

20分ほどで 19 [%] → 45 [%] まで充電。これだけあれば安心して帰ることができます。
夜中の海老名SAは静かでしたね。

海老名SA 〜 返却まで

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帰着時のメーター

(帰着時のメーター。最終的に 6.8 [km/kWh] 表示でした。)

日付を回ってからも黙々と東名、首都高を走り抜け、15 [%] ほどの残量を残して返却しました。
出発から約16時間、850 [km] の長旅、お疲れ様でした。

総合記録

前編から合わせて、約 1,700 [km] の旅における充電は、以下のような記録となりました。

  • 総充電回数: 19回
  • 充電時間: 7時間41分 (461分) + 約130分 (往路到着後のフル充電・正確な時間は未測定)

電費は、往路が 6.5 [km/kWh]、復路が 6.1 [km/kWh] でした。

ガソリン車との経済性比較

ZESP2 であれば、旅ホーダイだったので、このような苦労は安さの代償として割り切れましたが、ZESP3ではそうも言ってられません。
では、このような旅をした場合、EVとガソリン車どちらがお得だったのでしょうか?

ZESP3 を使った場合のリーフの電気代

ZESP3 では、10分で1回という計算となるため、今回の充電回数は51 + 13 = 64回 です。
プランごとに以下の価格になります。

  • プレミアム10: 2500 + (64 - 10) * 350 = \21,400
  • プレミアム20: 4500 + (64 - 20) * 300 = \17,700
  • プレミアム40: 8500 + (64 - 40) * 250 = \14,500

ガソリン車で同じ距離を走った場合の燃料代

ガソリン車で同じ距離を走った場合の試算もしてみましょう。

私が同じように長距離走ったことのある車種の燃費実績を使って比較してみます。
燃料代は、レギュラーガソリン \138 / 1L と仮定します。

新型カローラ (1.8Lガソリン) に乗った時の平均燃費は 17.8 [km/L] でした。
今回の距離に当てはめると、必要なガソリンは 96.9 [L] となり、燃料代は \13,372 となります。

ノート e-Powerに乗った時の平均燃費は 20.4 [km/L] でした。
今回の距離に当てはめると、必要なガソリンは 84.6 [L] となり、燃料代は \11,675 となります。

どちらの車両も車格がリーフより多少下となるため、直接比較するのは酷かもしれませんが、それでもリーフの方が高いという試算になります。
もう少し燃費の悪い車と比べると、互角になってくるかもしれません。

ただ、ガソリン車であれば給油にかかる時間は数分です。
この程度の距離であれば3回の給油で達成できるため、給油でのロスタイムは10〜20分でしょう。
今回の移動では、10時間近く充電に使ったため、そこは大きな差になると思います。

まとめ

リーフで 1泊3日、1,700 km強を旅してきました。
ほとんど移動し続けるという過酷な使い方ではありましたが、使い込むことで見えてくることも多くありました。
個人的には以下のような感想を抱きました。

電池と充電

  • EV の充電待ちは、1日3回くらいまで = 1日500[km] 未満程度の走行であれば、休憩時間と重ねることができるため比較的許容範囲(東京〜大阪の片道くらい)
  • それを超える回数になると、充電時間がロスタイムとして響いてくる上に、発熱で充電できなくなってくるため、まだEV(リーフ)は向かない
  • バッテリー冷却機構のあるテスラなどであれば、また違ったのかもしれない
  • 長距離を 走るのであれば、電気代は決して経済的ではない (ZESP2を除く)。月額制なので仕方ないが、プランが月中に変えられないのは痛いような。
  • 逆に、自宅が一戸建てで200V充電を活用できたりする環境で、中距離までの移動が主体であれば、比較的経済的に使えるかもしれない

走り・乗り心地

  • EV の走りはおもしろい。トルクがあるので加速も鋭いし、低〜中速域では乗っていてとても静か
  • ただし高速道路では、ロードノイズは並に感じるので、ガソリン車に比べて特別静かというわけではない

今回の旅で、リーフについて言われている良い点・課題をどちらも体感することができたと思います。
特に電池問題は、肯定派・否定派どちらの意見もシーンにおいては正しいことを実感できました。

EVはあくまでEVであり、ガソリン車と同じように扱うと不満がいろいろあるのは事実です。
急速充電スポットはまだまだ少ないですし、あっても1台分しかなかったりと、長距離利用においては、難は多いです。
一方で、自宅での200V充電を基本とすれば、これほど楽な使い方もないだろうとも思いました。

EV車(リーフ)を選ぶか、ガソリン車を選ぶかは、

  • EV が自分のライフスタイルに合うか(自宅に駐車場があり、充電設備を設置出来るか。長距離はあまり走らず、走っても数回の急速充電で賄える距離か。)
  • ガソリン車にはない走りの魅力を感じるか

といったあたりが境目ではないでしょうか。
i-MIEV が目指していたお買い物車のような立ち位置が、これらが問題とならない最適なポジションのはずなのですが、EVは製造コスト(主にバッテリー)が高いという問題があります。
サブスクリプション販売していくなど、売り方自体を変えていかなければ、EVが趣味の世界(走りの面白さや、環境に優しそうという自己満足)から、実用の世界に転換するのは難しいのではないか、と感じました。

それではまた。

日産リーフは長距離ドライブに耐えられるのか? (1,700km の旅・前編)

数年ぶりの更新です。こんにちは。

11月某日、所用につき都内から愛媛・松山に行くイベントがありました。
飛行機や新幹線 + 在来線でいくのであれば、何ということもない旅なのですが、何を思ったのか車......しかも電気自動車で行くことを思い立ったのでした。

ということで、この記事は東京〜愛媛、往復 約1,700 [km] を、電気自動車・日産リーフで走ったよという内容です。

動機

大きくは2つです。

東京都では、この秋から「レンタカー・カーシェアリングにおけるZEV導入促進事業」というものを行っています。というのも、

2030年までに都内の乗用車新車販売台数に占めるZEV(電気自動車、燃料電池自動車など)の割合を5割とすることを目標としている

らしいです。大層な目標ですね。

i-MIEV から10年、リーフ (ZE0) から9年が経過し、どれくらい ZEV の環境が整ったのだろうか、本当に ZEV は使えるのか?
というのを検証してみたくなったのが1つ目です。

または、このロングドライブを試す数ヶ月前に、伊豆まで同じくリーフを借りて出かけた際に、EVの軽快な走りを体験していました。 この軽快な走りでどこまで行けるのだろう、というのをやってみたくなった、というのもありました。

今回の利用車両は、e-シェアモビで借りた、日産リーフ(ZE1)の40kWhモデルです。 借用時の走行距離は 2000 [km] 強だったので、バッテリーはそこまで弱っていなかったと思います。

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岡崎SAで充電中の日産リーフ(ZE1)

行程

1日目の夜に東京を出発、2日目の昼に愛媛入り。所用を済ませた後、3日目に復路という行程です。
実質的には1泊2.5日みたいな感じですね。

行程は、

  • 高速道路・自動車専用道路が9割以上
  • 高速道路が通っていないところ(街中)のみ、一般道

という、ZEV には過酷なルートでした。

往路の充電計画

電気自動車での長距離走行の場合、充電計画を立てて走ることが重要ということをネット上で散見したため、今回は以下のポイントで充電する計画を立てて走りました。 想定電費を 6.5 [km/kWh] として、残り 50 [%] を切ったあたりで充電するというプランです。

実際には、5.5〜7.5 [km/kWh] の範囲内で 0.5 刻みで計算してプランを立てておき、2〜3回充電したタイミングで、実際の値に近いプランを選んで選択したという形です。

出発 〜 足柄SA

この区間はとにかく渋滞でした。
東名高速のリニューアル工事に伴う、昼夜連続・下り線左ルート閉鎖の影響でしょうか。 平均時速40 [km/h] 程度でしか走っておらず、とにかく進まない......

プロパイロットは 0 [km/h] から使えるので、この区間では比較的多用していました。
先行車に追従してハンドル・アクセル操作してくれるのは、渋滞の中ではとても便利でしたね。

100 [km] 強走って電費 6.7 [km/kWh] 表示。

数少ない充電器が2つあるスポットですが、2台共使用中だったので15分弱待ちました。
20分充電して、54 [%] → 81 [%] に。10.3[kWh] くらい充電できたようです。
スタート時こそ 36 [kWh/h] 程度で受電していたものの、すぐに 24 [kWh/h] 程度まで落ちていきました。
70%以降?とかでは出力制限がかかるらしいので、 このタイミングでの充電は、あまり効率は良くないですね・・・。 もう少し減らしてやるべきだったかも。

足柄SA 〜 清水PA

本当は静岡PAまで行くつもりだったのですが、想定以上に電池残量が減っていたので、ここで2回目の充電をすることに。

充電スペースにガソリン車が止まっていて、場所を空けてもらう交渉をしました。 EV利用者側からすると迷惑な話ですが、一方で混み合ってる駐車場で空間を開けたくないという気持ちもわからなくはないので、複雑な心情......

20分充電して、50 [%] → 82 [%] に。11.6 [kWh] くらい充電できたようです。
足柄同様、スタート時こそ 44 [kWh/h] 程度で受電していたものの、終盤は 24 [kWh/h] 程度まで落ちていきました。

帰ってから調べたのですが、この区間の距離が計算と合ってないです。 Google Maps や ドラぷら では58 [km] 程度ということになっているのですが、走行距離から計算すると 86 [km] 程度ある......

清水PA 〜 岡崎SA

新東名の 120 [km/h] 区間を含むエリアですが、大人しくプロパイロットを 90 [km/h] 程度で仕掛けて走ります。 というか、深夜だったのでトラックとバスばかりで、3車線全部トラックが横並びとかで走っていて、全然速度が出せない・・・。

30分フルに充電して、27 [%] → 80 [%] に。 19 [kWh] 位充電できました。 ここでの全力充電が仇となり、次の区間で苦しむ羽目に......。

この区間は、 147 [km] の計算に対し、走行距離が 120[km] と短いという現象が。

岡崎SA 〜 土山SA

長い長い静岡を抜け、愛知、三重を通り越し滋賀まで一気に、約 100 [km] 走りました。 鈴鹿PA に寄る予定でしたが、距離を走ってなかったのでスキップ。
ナビの地図が古いようで、新四日市JCT~亀山西JCTは認識していませんでした。
何も考えずにナビの言うとおりに行ったので、東名阪経由です。

このあたりですでに夜が明けてきています。

25分充電して、26 [%] → 61 [%] に。 12 [kWh] 位充電できました。28 [kWh/h] 程度で受電していた計算です。
思ったより充電できてないことに気づき、焦り始めます。
充電量が伸びない......温度か?と思い、電池温度を見たところ、10セグまで上昇していました。
実は岡崎SAでの充電後、すでに10セグまで上昇しており、そのことには気づいていたのですが、気温も低いし、走れば下がるかな?と楽観的に捉えていました。
外気温が11度ほどしかなく油断していましたが、どうやら寒くても、急速充電ではお構いなしにバッテリー温度は上がるようです。

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バッテリー温度が......

土山SA 〜 桂川PA

充電速度が出なくなり焦ってきたところに、追い打ちをかけるように起きるアクシデントが。

立ち寄り予定だった草津PAの充電器が故障しており、利用不可能という事態に巻き込まれます。
草津PAの次に立ち寄る予定の西宮名塩SAまでは 110 [km] ほどあり、走り切れなくはなさそうですが、残りバッテリーを使い切りそうな距離です。
電欠が怖くなって、このあたりで全力のエコランを始めます。

この日は、京滋バイパスが夜間連続工事の影響で朝6時まで通行止めになっていたので、ナビは名神高速を選択していました。 それが幸いし、ノロノロ走っていると桂川PAに立ち寄ることに成功。 (実は6時を過ぎており、京滋バイパスを通ることはできたのですが、不幸中の幸い的な?)

22分充電して、42 [%] → 71 [%] に。 10 [kWh] 位充電できました。これで安心して走れます。

桂川PA西宮名塩SA

桂川PAに滑り込めたはいいものの、その影響か、名神中国道の朝の渋滞に巻き込まれます。
距離はあまり走っていませんが、このあたりはこまめに止まっておかないと、充電スポットのあるSA/PA間の距離が長いため、やむなく停車。

25分充電して、52 [%] → 78 [%] に。 10 [kWh] 位充電。
ここまではそれでも28 [kWh/h] で受電していたのですが、ついに 24 [kWh/h] までしか伸びなくなりました。

西宮名塩SA 〜 福石PA

中国道から山陽道へ。この区間を走っているときが一番眠かった記憶です。
プロパイロットを有効にし体力セーブを試みるものの、余計眠くなるので、オフにして身を奮い立たせることに。

30分フルに充電して、27 [%] → 64 [%] に。 13 [kWh] 位充電できました。
岡崎SAでは同じ充電時間で19 [kWh] 入ったので、疲れも相まって、あまりの入らなさに不安と焦りが増大していきます。
353 [V] / 65 [A] = 22 [kWh/h] 程度で受電開始していたので、ましなほうだったのですが。

福石PA 〜 豊浜SA

長かった山陽道を抜け、瀬戸中央自動車道を経て高松道へ向かいます。 この日は天気もよく、瀬戸大橋を渡るときの爽快感が素晴らしかったです。130 [km] ほど走りました。

一方で、電池はみるみると減っていき、到着時にはなんと 9 [%] しか残らず。
気温も比較的上がっていたため、バッテリー温度は10セグのまま下がりません(涙)

30分フルに充電しても 7 [kWh] 位しか充電されず、四国山地を超えるには心もとない残量です。
(充電待ちの人もいなかったので)やむを得ずおかわり充電をし、合計45分で 11 [kWh] ほど充電。

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厳しい充電速度

開始直後ですら 343 [V] / 67 [A]、最後は 364 [V] / 48 [A] しか出ていませんでした。14 [kWh/h] 程度の充電速度ですね。 40 [%] まで回復しましたが、まだ 100 [km] 以上走らないといけないので、再び厳しいエコランをはじめます。

豊浜SA 〜 松山IC

険しい四国山地。登りは速度を出さず、下りは可能な限り回生で充電、を繰り返し、延命を図ります。

なんとか走り切ることができ、到着時には再び 9 [%] でした。

復路に向けた回復充電

所用をこなし、その日はホテルに宿泊しました。

近所に偶然三菱のディーラーがあったので、そこで充電させていただくことに。
急速充電器のみ稼働でしたが、時間制限も設定されていなかったので、100%までフル充電させていただきました。

往路の感想

前半戦、往路 850 [km] 走り切った感想です。

よくリーフ乗り(あるいはステマ族)の方々がおっしゃっている「長距離ドライブ時の充電時間は、どうせ休憩をするので(ガソリン車と比べて)気にならない」旨の内容ですが、これはある意味途中までは事実だと思いました。

今回、充電の際に御手洗いや飲み物の買い出しなどをしていたところ、混雑などもあって、15〜20分という時間は普通に掛かっていました。
湾岸ミッドナイトの1コマに「多少の速度差は5分の休憩で相殺ですからね」というセリフがありますが、ZEVでも充電速度が出ているうちは、休憩時間に充電すればいいというのは事実だと実感しました。

togetter.com

3回目... 岡崎SAでの急速充電くらいまでは、ある程度の充電速度も出ていましたし、4回目の土山SAで充電速度が落ちたとはいえ、走り続けるには十分な量を充電できたと思います。
1回の連続走行距離が、500km以内であれば、リーフ(40kWh)でも十分出かけられると思います。

一方で、急速充電が重なって、充電が出来なくなってくる......今回で言えば、西宮名塩SAを超えたあたりからでしょうか......では、リーフはロングランには使えないという感想に変わってきました。
30分の充電で、走ってきた分を賄えなくなってくるわけなので、充電時間を伸ばすか、こまめに充電するしか選択肢がないわけです。
このあたりは、冷却機構を持たないリーフの限界だと思います。そうなると、休憩時間で充電というのは理想論でしかないわけです。

e+ にすれば、容量が増えて充電回数が減る + 発熱が分散されるということから、もう少し距離は伸びるのかもしれません。
とりあえず前半の感想は、「1日 500km 走行ならリーフでも行ける」でした。

あとは、急速充電器の故障も検討しておかなければならない、というの学びでした。
一応、次のSAまで走れるように計画はしていたものの、中国道より西側はそもそもSAの間隔が長く、どこか1箇所でも故障していたら下道に降りざるを得ない(というか、降りても最悪充電スポットにたどり着けない可能性すらある)というのは、冷静に考えるとまだまだリスキーな状態だと思います。

長くなってきたので残りは後編に回します。
こんな記事を書いていたら、ZESP2 が廃止され、改悪版の ZESP3 に切り替わるそうです。これについても後編でまた書ければいいかなと思います。

それでは。

EPSON Endeavor NP11-Vを買いました。

今回は珍しくパソコンの話題です。

秋葉原のPCNET各店で、1台2,980円(ジャンク)で売られていた、Endeavor NP11を買いました。
本体とACアダプタだけが付属品で、スタンドなどはありません。

簡単なスペックは、

  • CPU: Atom 230 @1.6GHz
  • RAM: DDR2 1GB
  • HDD: Seagate 160GB

といったところです。
ネットトップなので性能は低いです。
さすがにメモリ1GBはつらいので、2GBのモジュールも買って差し替えました。

とりあえず仮でWindows 7を入れてベンチマークをとったところ、こんな感じ。
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さすがに遅いですね。
これならPentium Mのほうが良い結果が出るのでは......レベルですが、まあAtomなのでそんなものでしょう。


さて、今回引き当てたのが、NP11-KJM3A という枝番付きのモデルです。
NP11自体はファンレスモデルなのですが、この枝番モデルは発熱対策のためか、ファンが付属しています。
(メモリ増設のために分解して気づきました)

ただ、ファンがあっても結構熱くなってました。
縦に立てて置いてもHDDがぎりぎり50度切っている感じなので、横置きは厳禁ですね。


用途は検討中ですが、サーバーをリプレイスするか実家のリビングマシンのリプレイス用にするか......
スペックを考えるとサーバーになりそうな感じです。

Y!mobile AQUOS CRYSTAL Y 402SHを買いました。

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久しぶりにスマートフォンを買いました。
前に買ったのがGalaxy S5(SCL23)で2014/12なので、1年以上スマートフォンを買っていなかったんですね。
そろそろ各種回線の2年縛りが終わるのですが、CB静粛問題で純解約かなあ、どうしようかなあと悩んでいるこの頃です。


今回買ったのは、あの話題のアウトレット品です。
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主に戦略的機種変更の要素が大きい今回の機種変更。
Nexus 5の回線がそろそろ2年を迎えて、維持費が上がるためです。
skynote.hatenablog.com

現在のEmobile回線運用

現在のNexus 5のEmobile 4G-S回線は、

  • 月額割引(-1,556円)
  • 4G-Sプランの月額基本料無料キャンペーン(-980円)

を組み合わせて、月2.6k程度で運用しています。
これが、3年目には月額割引(1.5k)分まるっと値上げになります。
なので元々は純解約にしようと思っていました。

今回の機種変更で得られるメリット

今回の機種変更で、

  • 4G-Sからの機種変更でパケット量が2倍になる
  • プランMの月額割引が-1,404円
  • Y!mobileの学割で1年間基本使用料が-1,000円

の3点によって、プランMでも1年目は1.9k程度の維持費になる見込みです。

さらに、

  • 使用可能パケット量が5GB -> 6GB
  • 10分の誰とでも定額付き

という特典が付くので、これは機種変更したほうがお得だろう、という結論に達しました。

今回の機種変更で得られるデメリット

今回要注意なのは、

  • 2年縛りの更新がリセットされる
  • 機種変更の手数料3,240円がかかる
  • 402SHの機種代がかかる+アウトレット品であるためリセールバリューはよくない

くらいになる予定です。

まあ、しばらく端末を買ってなかったので買いたいという思いもあったので、これらの理由は背中を押すための後付けです(
SoftBank系にしては、あまり罠の多くない契約変更になりそうです。

Anker ウルトラコンパクト Bluetoothワイヤレスキーボード を買いました。

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AmazonのAnkerセールで、ちょっと安かったので買ってみました。

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箱を開けた時のこの感じのAppleっぽさですよね。
もっとも最近のMacとかそうでもない気がしますが......

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MacBookに乗せてみた図。
ほぼ内蔵キーボードと同じ大きさであることがわかります。

打鍵音はMacBook Whiteのユニボディモデルに近い気がします。
ポリカーボネートのぱちぱちという感じの音ですね。
ただ、打鍵感は普通のノートPCと近い感じで悪く無いと思います。
個人的にはSKB-E3Uよりは好みかな、という感じです。
skynote.hatenablog.com
配列が完全にMacのものなので、Windowsで使うには一工夫必要かもしれません。(試してない)

VivoTab Note8 のケース&キーボードを買い替えました。

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VivoTab Note8では、以前AST21用に買ったケースを使っています。
このケースですが、1年ほど使っていたため、劣化が気になってきました。
ケースのキーボードの作りが割とちゃちなんですよね。
そのうえ、キー配列が特殊で結構つらいところがありました。
(まぁ、59キーなので仕方ないですが.....)
ということで、そのあたりも考慮した結果、新しいものを買うことにしました。
買い替え先は、EWINの出しているキーボード付きケースを選択。

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キーは64キーに増えたので、配列は多少ましになった気がします。
今もこのキーボードでタイプしているのですが、Backspaceの位置がどうも慣れません......。
とはいえだいぶましなUS配列に近づいたので、前よりはいいかな、という感じ。
あとタッチパッドは微妙です。おまけかな......

ケースも8.9インチ用にしたのでゆとりが生まれました。
VivoTab Note8は8インチなのですが、ちょっと大きめなので普通の8インチ用ははみ出すんですよね。



買った直後はチャタリングというか、同じキーが連打される現象が起きていました。
一度フル充電したら治った気がするので、このまま運用してみようと思います。

PHILIPS SHE9100を買いました。

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普段使っているイヤホンはオーディオテクニカのATH-CKR5なのですが、過去に洗濯してしまって以来低音域が弱ってしまっていました。
その状態で1年ほど使っていたのですが、久しぶりにイヤホンコーナーに立ち寄ったので新しいのをお買い上げしてきました。

今度はPHILIPS製です。
個人的にはオーテクが好きなのですが、同じやつを買ってもなあ......ということで違うものにチャレンジしてみました。
ちなみに、ATH-CKR9とか試聴してみましたが、高いだけあって音の広がりや解像度、立体感がぜんぜん違うなあという感じでした。高くて買えなかったですけど。
かといって、ATH-CKR7はCKR5とそこまで差を感じれなかったので......CKR5の出来の良さを感じたという感じです。
あ、ハイレゾは眼中にないです。iPhoneが対応してないし音源も持っていないのです。

さて、SHE9100はATH-CKR5と同じ価格帯(5k前後)なのですが、どちらも値段の割に頑張っていい音がでていると思います。
ただ、ATH-CKR5に比べてSHE9100は出力が弱い(音量が小さい)ように感じます。
あと、まだ慣らせていないせいか中音域がこもっているような......店頭ではそこまで気にならなかったんですけどね。


この価格帯は安物イヤホンからのステップアップにはちょうどいい値段なのですが、結構メーカーの色が音作りに出ているなあ、と思っています。
私はオーディオ好きというわけではなく、音に関してそこまで深いレビューができる耳も持っていませんが......。
細かいことは、個人的な感覚ということで捉えていただければと思います。

普段は女性ボーカルの曲をよく聞くのですが(J-POP, アニソンなど)たまにロックも聴く感じ。洋楽はそんなに聴かないです。
個人的な(この価格帯の)メーカーの印象ですが、

  • オーテク

中音域が低音にあまり隠れずに鳴るので女性ボーカルを聞くのには良い、ただサ行はめっちゃ刺さるなあ、という感じ。

ドンシャリなので、女性ボーカルがあまり映えない......ロックとかBGM向きかなあ......という感覚。

視聴する限り、ちょっと低音が強めだけどそれなりにバランスよく鳴るイメージ。

付属品にしてはいい音。音のレンジは広くないし解像度もないけど、安物のイヤホンを買うよりこっちのほうが150%いい。

という印象を持ってます。これ以外のメーカーは聞いたことないのでわからないです。
この程度の耳なので音質とかはあまりあてになさらず。。。